レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督(62)がマンチェスター・シティー戦を翌日に控え、「アラバと特にカゼミーロは疑わしい状態」と、絶対的なレギュラーメンバーの出場が微妙な状況であることを明かした。

Rマドリードは26日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦でマンチェスター・シティーとアウェーで対戦する。アンチェロッティ監督が試合前日、記者会見に出席し、けがをしていた選手たちのコンディションについて次のように言及した。

「メンディの状態はいい。一方、アラバと特にカゼミーロは疑わしい状態だ。今日の練習で分かるだろう。アラバよりもカゼミーロの方が疑わしいが、出場に向けて努力しているし近づいている。もし明日の試合に間に合わなければその次の試合に出ることになるだろう」と説明した。

マンチェスターCにけが人がいること、そして大一番に向けたプランニングについて率直に明かした。「今対戦は明日、決着するわけではない。ベルナベウでの第2戦で決まることになる。私はフォワードを3枚にするか2枚にするかで迷っている。ロドリゴもカマビンガも素晴らしいパフォーマンスを発揮しており、2人とも大きなエネルギーをチームにもたらせてきた。私にはその迷いがある」。

Rマドリードの優勝が間近である一方、マンチェスターCがリバプールと熾烈(しれつ)なプレミアリーグの優勝争いをしていることが有利に働くかについては、影響はないことを強調。「選手たちはほぼ毎日、試合を戦うことに慣れている。けがのリスクが高まるのは確かだが、選手たちはそれに慣れているのでけが人が発生しない限り問題ないはずだ。我々はそのことでアドバンテージを得られるとは思っていない」。

欧州CL準決勝第1戦に向け、Rマドリードが中5日と十分な休養期間があった一方、マンチェスターCは週末にプレミアリーグを戦い中2日での試合となっている。(高橋智行通信員)