今季ここまでFA杯、イングランド・リーグ杯を制してきたリバプールのベテランMFジェームズ・ミルナー(36)が、同クラブがPK戦に強い理由を明かした。

リバプールは両大会決勝でチェルシーと対戦。いずれもPK戦にまでもつれたが最終的に勝利した。ミルナーは2試合ともPK戦で1人目を任され、シュートを成功させた。

ミルナーは元イングランド代表MFジェイミー・レドナップ氏による英デーリー・メール紙電子版のインタビューに登場。「自分とモー(サラー)、ファビーニョを含めた何人かは、必ず試合前にPKの練習をしている。それをシーズンを通してやってきた。(欧州CLで)アウェーゴールルール(2戦合計で並んだ場合、アウェーでの得点が多い方が勝利する)が撤廃され、我々はPK戦が増えると予想した。だからPKの練習を増やしたんだ」と説明。リバプールがPK戦に強いのは偶然ではなく、十分に練習を重ねているからだと強調した。

さらにミルナーは、クラブが「neuro11(神経科学をもとにアスリートをトレーニングするドイツの企業)」のスタッフを呼び寄せ、PKを蹴る時のトレーニングも行っていることについても言及した。

ミルナーはいつもPK戦で1人目に蹴ることについては「16年にマンチェスター・シティーとリーグ杯決勝を戦った時、5人目に蹴る予定だったけど、順番が回ってこないで負けてしまった。その時から『オレに蹴らせろ』って言っている」と振り返っていた。