レアル・マドリードが29日、本拠地サンティアゴ・ベルナベウで欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝祝賀会を行い、契約が今季で満了するクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(36)が来季残留を表明した。

チームはアルムデナ大聖堂、マドリード州庁舎、マドリード市庁舎で優勝報告を行った後、シベレス広場に集まった大勢のサポーターに優勝トロフィーをお披露目。その後、満員となった本拠地スタジアムに戻り、午後11時という遅い時間から優勝祝賀会をスタートさせた。

アンチェロッティ監督や選手たちが1人ひとり名前を呼ばれて入場し、花火が盛大に打ち上げられた。前日行われた決勝のためにピッチ中央に設置されたパブリックビューイング用の大型スクリーン上の舞台で優勝を祝った。

祝賀会では今季限りでの退団が決定している主将のマルセロが「今日は悲しみの日ではなく喜びの日だ。なぜなら僕たちは再び世界最高の大会で優勝したのだから。みんなに感謝しているし、大きな誇りを感じている。僕たちが体験してきた魔法の夜にとても感謝している。そしてひとつだけ言いたい。Rマドリードの未来は若い選手たちとともにとても良いものになるだろう。アラ、マドリード!」とスピーチし、選手たちから胴上げされた。

また、クラブからの発表はまだされていないものの、来季1年間の契約延長が決定的なモドリッチが、祝賀会の最後に受けたインタビューで「また来季会おう」とコメント。チーム残留を表明した。(高橋智行通信員)