【マラガ(スペイン)=高橋智行通信員】22年ワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグで日本と同組のスペインが、2-0でチェコに快勝した。

スペインは前半24分、コケ(アトレチコ・マドリード)の前線へのパスをアセンシオ(レアル・マドリード)がペナルティーエリア内右でDFに競り勝ちながら受け、中央へ折り返した。これを2列目から走り込んだカルロス・ソレール(バレンシア)が右足ダイレクトで合わせて先制点を奪った。

後半30分には、ソレールに代わって途中出場した17歳のガビ(バルセロナ)が左サイドでボールを運んだ。ガビから中央のダニ・オルモ(ライプチヒ)を経由し、パスを受けた右サイドのフェラン・トーレス(バルセロナ)が中央へクロス。相手DFに当たってファーサイドに流れたボールを途中出場したばかりのサラビア(スポルティング)が押し込んだ。

スペインは前半は攻撃の組み立てに苦労し、GKウナイ・シモン(ビルバオ)のファインセーブに助けられた。だが後半に入り選手交代が奏功。2点目を奪った後はピッチを広く使ってボールを回し、危なげない試合運びで勝利した。リーグA・2組のもう1試合でポルトガルが0-1でスイスに敗れたため、2勝2分けで勝ち点8のスペインが、勝ち点7のポルトガルを上回って首位に浮上した。