22年ワールドカップ(W杯)カタール大会組織委員会は21日までに、W杯を観戦に訪れるファンが泊まることができる宿泊施設の一部を報道陣に公開した。

今回、お披露目となったのはドーハで人気のムシェイレブ地区にある2ベッドルームのアパート。最大4人が泊まることができ、4人なら1人100ドルをきる価格で泊まることができるというものだ。

内装は豪華そのもの。キッチンには冷蔵庫や食器、食洗機などすべてが完備され、洗濯機もある。部屋も広々。メディアからは「20人くらいで泊まれるんじゃないか」との声もあがっていた。

宿泊施設は、フランスを拠点に世界規模で展開するホテルチェーンの「アコーホテルズ」が管理。アパートやビラでもホテルと同じようにベッドメークなどのサービスが受けられる。

22年W杯カタール大会組織委員会・報道担当トップを務めるファトマ・アルヌアイミ氏は「我々が解いておきたい誤解の1つが『このW杯がこれまでで最もお金のかかるW杯で、金持ちしか来ることができない』というもの。それは真実ではありません。すべてのファンがそれぞれの予算で、W杯を観戦することができます」と強調。

アパートやホテルの他にもクルーズ船やテントなどさまざまなプランを提供できると自信を見せ「宿泊施設のオプションも多様です。1泊80ドルの部屋から5つ星ホテルまで。アパートメントやビラ、クルーズ船にも泊まれます。観戦チケットや航空券にしても多様なプランがあります。このW杯は世界中のあらゆる層の人々が観戦に訪れることができるものになっています」と話していた。