21年1月からイングランド2部ダービーを率いていた元イングランド代表FWのウェイン・ルーニー監督(36)がクラブに退任を申し入れた。複数の海外メディアが24日、報じた。ルーニー監督の契約はあと1シーズン残っていた。

ダービーは昨年9月から破産状態に陥った。そのためシーズンでは勝ち点21を剥奪され、3部降格が決定していた。ただルーニー監督はそんな状況下でもチームを鼓舞し、仮に勝ち点21の剥奪がなければ、チームは2部に残留できるところだった。

英BBC電子版によると、ルーニー監督はクラブ側から強く慰留されたもようだが「フレッシュなエネルギーを持ち、過去18カ月の出来事に影響されない人物がクラブを率いるべきだと感じている」

「私はこのクラブで、ローラーコースターのように精神的な浮き沈みを経験した。だが言いたいのは、このチャレンジを楽しむことができたということだ」

「私はダービーでの時間を誇りと愛情をもって振り返ることができる。私のスタッフ、選手たち、そしてファンのみなさんの信じられないようなサポートに感謝したい。すべての人々を絶対に忘れないし、近い将来、もっとクラブがハッピーになった時にまたみんなに会いたい」などと話したという。