日本代表MF久保建英(21)が移籍を希望するレアル・ソシエダードのプレシーズン最初の練習に間に合わないと、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が6日に報じた。

Rソシエダードは7日に22-23年シーズンに向けたプレシーズンを開始する。ここまで18歳のU-21フランス代表FWモハメド=アリ・チョーをアンジェ(フランス)から移籍金1100万ユーロ(約15億4000万円)で獲得し、セルタのスペイン代表MFブライス・メンデス加入も間近に迫っている。

そんな中、さらに攻撃陣の補強を進めている。久保の完全移籍での獲得へ、すでに交渉を開始しているものの、現時点でレアル・マドリードが売却を拒んでいるため合意に達していないという。そのため久保はRソシエダードのプレシーズン初日に間に合わないとのことだ。

しかし同紙によると、Rソシエダード首脳陣はここ2年間獲得に失敗してきた久保と、最終的に何らかの形で契約を結ぶことができると確信しているという。この移籍は久保本人も望んでおり、残すは友好関係を維持している両クラブの会長がこの交渉を成立させるだけだと伝えている。(高橋智行通信員)