プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表MF三笘薫(25)が7日、クラブの公式サイトで「ここにいることで1つ夢がかなった」と喜びを語っている。

三笘は新シーズンに向け、6日午後にブライトンの本拠地アメックス・スタジアムを訪れた。ブライトンのユニホームを身にまとい笑顔で写真に納まるとともに、今季への意気込みを語っている。

昨夏に4年契約で川崎フロンターレから移籍。就労ビザの関係でベルギー1部サンジロワーズへレンタル移籍となり、1シーズンを終えて本拠地に帰還することになった。ベルギーでは公式戦29試合8得点4アシストという大活躍だった。

三笘は「ユニオン(サンジロワーズ)では素晴らしい思い出をつくりました。(最終的に)準優勝に終わりましたが、その前のレギュラーリーグに優勝し、ユニオンの歴史を築きました。自分たちが達成したことを非常に誇りに思っています」

「ベルギーリーグは日本のJリーグとは異なります。スピード、ダイナミックさ、そしてサッカーのスタイルは、ヨーロッパのサッカーへの良い入門書となりました。ここでプレーする準備ができました。プレミアリーグがまた別のレベルにあることは知っている。次のレベルにも同じように早く適応したいと思っています」

サンジロワーズで昨季プレーしたFWアンダフとMFコズロウスキもブライトンに“昇格”し、気心知れた選手と一緒に過ごせるのも大きい。

「このクラブの素晴らしいサポーターの前でプレーできることにとても興奮しています。プレミアリーグは世界最大で、私が成長していたときはそれを見ていました。ここにいるのは夢の実現です。最初の目的は試合に出場してチームに貢献すること。新しいチームメートやプレミアリーグについて知ることも楽しみです」

新シーズンへの期待とともに、刺激となっているのが11月21日開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会。世界の一流選手が集う大会に出ることも大きなモチベーションの1つだ。国際Aマッチ7試合で4得点。3月のW杯アジア最終予選オーストラリア戦(2-0)で2得点し、カタール切符を自らのゴールで手にした。

「日本代表でプレーできて光栄です。代表ではまだ数試合しかプレーしていませんが、誇りを持ってプレーしています」

今月には大学時代から交際していた女性と結婚したことも公表した。公私ともに充実の時を過ごす三笘は、8月7日の開幕戦でマンチェスター・ユナイテッドと対戦(日本時間7日午後10時キックオフ)。世界最高峰の舞台で持ち前の攻撃力を発揮しそうだ。