バイエルン・ミュンヘンのヘルベルト・ハイナー会長が、同クラブのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(33)がバルセロナに完全移籍することを認めた。

複数の欧州メディアによるとハイナー会長は「我々はバルセロナと口頭での合意に達した。それが明らかになるのはすべての当事者にとって良いことだ」

「ロベルトは素晴らしい選手。我々のクラブですべてを勝ち取った。本当に感謝している」などと話したという。

レバンドフスキのバルセロナ移籍については、すでにファブリツィオ・ロマーノ氏ら欧州の著名サッカージャーナリストがツイッターなどで報じていた。それをBミュンヘン会長が認めた形となった。

レバンドフスキはBミュンヘンとの契約があと1シーズン残っていた。だが以前から、クラブを退団してバルセロナで新たな挑戦を始めたいと希望を明かしていた。

しかしバルセロナの提示した条件にBミュンヘン側が納得せず、交渉は難航。それでも最新のオファーにBミュンヘン側がOKを出した。欧州メディアによると移籍金は5000万ユーロ(約70億円)+出来高だという。

レバンドフスキは17日にチームに合流し、レアル・マドリードなどと対戦する米国ツアーにも参加する見通し。

同FWはレフ・ポズナンやドルトムントを経て、14年夏にBミュンヘンへ加入。リーグ戦253試合で脅威の238点を挙げるなど、8度のリーグ優勝、欧州チャンピオンズリーグ制覇、クラブW杯制覇などに貢献した。