レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督(63)が、同クラブを最後に監督業から引退すると明かした。

13日付・伊イル・メッサジェッロ紙のインタビューに登場した同監督は「Rマドリードでの今の時代で私のキャリアは幕を閉じる。ロス・ブランコス(Rマドリードの愛称)を最後に引退するつもりだ。Rマドリードはサッカー界のトップなので、この経験の後、終止符を打つことに意味がある」と考えを明かした。

アンチェロッティ監督は昨季、Rマドリードで国内リーグに優勝したことで、欧州5大リーグ(スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランス)を制した最初の監督となった。さらに欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも監督として史上最多4度目の優勝を成し遂げた。

今季の目標について「その歴史や難易度を考慮すると欧州CLだ。最も重要なものだからね」と話し、CL連覇を誓ったアンチェロッティ監督は、14日にアウェーで行われるアルメリア戦で今季国内リーグ初戦を迎える。(高橋智行通信員)