バルセロナが今季開幕戦でラヨ・バリェカノと引き分けた。

バルセロナは多額の負債を抱えながら今夏、バイエルン・ミュンヘンからポーランド代表FWレバンドフスキを獲得するなど、続々と新戦力を加入させた。

クラブの支出を制限するスペインリーグのサラリーキャップ制度をクリアできず、レバンドフスキ、DFクリステンセン、MFケシエ、FWラフィーニャ、DFクンデ、契約延長したDFセルジ・ロベルト、再契約のFWデンベレが登録できないとみるや、放映権やクラブ子会社の株式を次々と切り売り。DFクンデ以外の6人を開幕戦までに登録することに成功した。

それでもふたを開けてみれば、格下クラブとスコアレスドロー。レバンドフスキとラフィーニャはいずれも先発したが無得点に終わった。シャビ監督は試合後「以前にも言ったが、我々はチーム強化を続けなければならないし(移籍期間が終了する)8月31日まで時間はある」と、さらなる補強について言及した。

その上でシャビ監督は「でもそれ(まだ補強が終わりではないということ)を言い訳にしてはならない。みんなの失望はよく分かる。期待が高かっただけに。試合を分析して、チームを向上させ、我々のプレースタイルを信じ続けなければならない」と強調。

レバンドフスキについては「彼がチームのためにプレーしてくれたことに満足している。ハイプレスの力にもなってくれた。ただ今日は(チームが)効果的なプレーができなかった。でもレバンドフスキをメンバーに加えることができてうれしいし、彼はチームを助けてくれると思う。点を取るのは時間の問題だ」などと話した。