早期退団を希望するアトレチコ・マドリードのポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(22)に欧州のビッグクラブが興味を示していると、スペイン・アス紙が20日に報じた。

ジョアン・フェリックスに関しては先週、起用法を巡ってシメオネ監督との確執があり、今冬もしくは来夏の退団を望んでいるとメディアに報じられた。そんな中、バイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドが獲得に動く可能性があるという。

この中でBミュンヘンとパリSGは数カ月前、実際に契約を結ぼうとしたものの、Aマドリードに拒否されたもようだ。そして現在、パリSGは今冬の移籍市場での獲得を目指し、すでに選手の関係者にコンタクト済みだという。

マンチェスターUはAマドリードが19年夏にジョアン・フェリックスと契約を結んだ際、獲得に乗り出したクラブ。さらに今夏も約1億3000万ユーロ(約189億円)のオファーを出したが、Aマドリードに契約解除金が3億5000万ユーロ(約508億円)であることを伝えられ、拒否されたという。

ジョアン・フェリックスは今季、スペインリーグ開幕戦でヘタフェを相手に3アシストを記録。しかし、その後はパフォーマンスが下降し、いまだ無得点。先月下旬の国際Aマッチ期間後の公式戦6試合、先発出場は一度もなく、わずか37分しかプレーしていない。現在、FWとしての立場はグリーズマン、モラタ、コレア、クーニャに続く5番目となっている。(高橋智行通信員)