【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】セルティックの日本人選手たちにとって、初めての欧州CLはほろ苦いものになった。

敵地で王者Rマドリードと対戦。立ち上がりにPK2本で2点を奪われ、前半35分に得たPKはユラノビッチが失敗。後半も失点を続け、終了間際にジョタのゴールで1点を返したが1-5で大敗した。

古橋亨梧(27)、前田大然(25)、旗手怜央(24)の3人はそろって先発。古橋と前田は後半17分まで、旗手は同37分までプレーし、3人とも無得点でベンチに退いた。

 

以下、前田の試合後の一問一答

 

-Rマドリードに大敗したことについて

前田 最後の試合やったんで、自分たちのサッカーを見せようっていうふうに挑んだんですけど。結果、こういう形になってしまいましたが、自分たちがやってきたことはやっぱり間違ってはいないですし。あとはもうリーグ戦があるので、そこにしっかりフォーカスしてやっていきたいなと思います。

 

-チャンスを作るもRマドリードとの第1戦と似たような展開になったことについて

前田 チャンピオンズリーグは全部こういう形の試合になったと思います。

 

-前半いい形が作れたのは狙い通りだった?

前田 そうですね。あれはもうチームの良さだと思うので。それをスコットランドリーグだけじゃなくて、レアル相手でもできるっていうのを証明できたと思うので。あとは決めるところやったり、勝ち切るっていうところが足りないのかなと思います。

 

-1勝が遠かった初挑戦の欧州CL6試合を振り返って

前田 やっぱり決めるところやったり防ぐところやったり、そこがすごく差を感じたところなので。リーグ戦とカップ戦しかないので、そこでよりもっと激しくそういうのをやった方がいいかなというのは感じました。

 

-代表発表を受けてすぐの試合だったことについて

前田 また代表まで数試合あるので、代表というよりかは自分のチームでっていう風にやっているので、そこまで意識せずにやっていました。

 

-発表をどのように知った?

前田 スコットランドは朝の5時とかやったんで、僕は寝ていて、嫁がアラームかけて(発表を)見て。で起きたタイミングでなんか、すごい抱きついて(笑い)。まあこんなん言ったらあれですけど、なんか、やったね! みたいな感じで。

 

-妻に起こされた?

前田 起こされたというか、僕はアラームで起きて。で、嫁がなんかニコニコしていたので。そんな感じです。

 

-メンバー入りが有力視されていたが、自分の名前を聞いてどうだった?

前田 僕自身は別に有力なんて全く思ってなかったので。僕は本当に最後の最後で入ったっていう感じなので、それまで4年間やってきてくれた人だったり、作ってくれたものがあったから僕はそこに入れたと思うので。本当にそういう人たちに感謝しながらプレーしなければならないなっていうのを感じました。

 

-W杯に向けた意気込み

前田 ベスト8以上っていうのはチームとして言っているので。日本の歴史を変えられるチャンスを自分たちが持っていると思うので頑張りたいなと思います。

 

-チーム内で明暗が分かれたが、呼ばれなかった選手の分を背負う思いは?

前田 そうですね。特にチームメートにはやっぱり亨梧くんだったり怜央がいるので。その人たちのためだけじゃないですけど、そういう人たちの思いを背負って戦わないといけないと思うので、頑張りたいなと思います。

 

-欧州CL6試合で得た経験をW杯で生かせるか?

前田 そうですね。ドイツのチームとスペインのチームと2試合でき、どういう感じかっていうのはある程度分かったので。それはやっぱりW杯で生かさないと、この試合をやった意味がないと思うので。しっかりいい結果で終われるように頑張ります。