ロシア・サッカー連合(RFU)が欧州サッカー連盟(UEFA)から離脱し、アジア連盟(AFC)に転向する可能性を探っており、それについての会議を30日に開催すると、ESPN電子版が報じた。

ロシアのウクライナへの軍事侵攻を受け、男女の世代別を含むすべてのロシア代表およびクラブチームは国際サッカー連盟(FIFA)とUEFAから出場停止処分を受けている。

ESPNによると、RFUがAFC転向を検討している主な理由は地理的なものと、ひとたびFIFAが処分を解除した場合、AFCの方がより好意的に自分たちを受け入れてもらえると考えているからだという。

ロシア国家院のロマン・テリュシュコフ氏は「地政学的に、ロシアがUEFAに属することは、ロシアの国益に反している」「我々に対して非友好的な国々と、スポーツにおいて友好関係を築くことは不可能だ。我々は西側の国々から常に小突かれている状況だ」などと話している。

一方、UEFAはRFUが立場を表明するのを注視しているという。これまでUEFAを離脱した国はないが、AFCにはオセアニア連盟所属だったオーストラリアを受け入れた前例がある。