バルセロナはエスパニョールと22年の最終戦を戦い引き分けに終わった。バルセロナのシャビ監督(42)は「引き分けに終わったのは自分たちだ」と決定力不足を嘆いた。試合後、シャビ監督が記者会見に出席し、その模様をスペイン紙アス電子版が31日に伝えた。

バルセロナは先制するも時間の経過とともに調子を落とし、最終的にPKで追いつかれた。シャビ監督は同点で22年最後の試合を終了した理由について「テンポが落ちたのも引き分けに終わったのも自分たちのせいだ。レフェリーについていくらでも話すことはできるが、その原因は我々にある。あんなにも多くのチャンスを逃し決定力を欠いてしまえば、あのようなことも起こり得る。我々は試合を終わらせる必要があった。引き分けは我々のミスによるものだ」と勝ち切れなかったことを悔しがった。

またエスパニョール戦では両チーム合わせてイエローカード12枚、レッドカード2枚が飛び交った。シャビ監督はそのような采配をしたマテウ・ラオス主審について、「マテウは普段、試合を支配しうまくコントロールするレフェリーだが、今日はできていなかった。多くのカードを提示していたので最後にそのことを伝えたよ。彼は冷静にジャッジを下さなければいけないにもかかわらず、今日は試合をコントロールできていなかった」と苦言を呈していた。

マテウ・ラオス氏は先のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会でアルゼンチンとオランダが対戦した準々決勝で主審を担当し、両軍合わせてイエローカードを18枚提示。荒れた展開となり、試合後にメッシから「あのような判定は感心しない」と批判を受けていた。(高橋智行通信員)。