レアル・ソシエダードMFスビメンディ(23)が今冬の獲得に向け、契約解除金を支払う準備のあるアーセナルからのオファーを断ったとスペイン紙アスが23日に報じた。

同紙によると、プレミアリーグで首位に立つアーセナルは優勝を確実なものにするため、今冬の移籍市場で中盤の補強を望んでいるとのこと。そんな中、アルテタ監督がRソシエダードで大活躍を見せる同胞のスビメンディに白羽の矢を立てたという。

そのためアーセナルはまずRソシエダードに接触し、契約解除金が6000万ユーロ(約84億円)であることを確認し、それを全額払う決断を下したとのこと。続いて選手本人とコンタクトを取るも拒否されたと同紙は伝えている。

アーセナルがスビメンディに興味を持つのは今回が初めてではなく、すでに先月、Rソシエダードに移籍の可能性を探るため問い合わせをしたという。しかし交渉するつもりも、さらに他の選手を放出するつもりもないとの回答を受けていた。

スビメンディは昨年10月、バルセロナに興味を持たれていた中、27年6月30日まで契約延長したばかり。少なくとも今季終了までは、現在スペインリーグで3位につけ絶好調のRソシエダードでのプレーに集中することを望んでいると同紙は伝えた。(高橋智行通信員)