レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)が、25日にアウェーで行われる国王杯準々決勝で公式戦3試合ぶりに先発復帰すると、地元紙エル・ディアリオ・バスコが試合当日に予想した。

久保は21日に行われたスペインリーグ第18戦ラヨ・バリェカノ戦でベンチ入りするも、大腿(だいたい)四頭筋の違和感で出番がなかった。

アルグアシル監督は、バルセロナ戦でサディク、ソラ、ゲバラ、ミケル・メリーノ、ゴロサベル、チョー、パチェコ、シルバをけがで欠き、主力選手を含む8人を起用できない状況。そんな中、同紙は久保が少年時代に所属した古巣との対戦で先発復帰し、トップ下に入ると予想した。

この大一番に向けたシステムは、中盤ダイヤモンド型の4-4-2、先発メンバーはGK=レミーロ、DF=エルストンド、スベルディア、ル・ノルマン、リコ、MF=イジャラメンディ、スビメンディ、ブライス・メンデス、トップ下=久保、FW=セルロート、オヤルサバルとなっている。

リーグで3位につけるRソシエダードは、21日のラヨ・バリェカノ戦でクラブ史上最長記録となる公式戦9連勝を達成。しかしバルセロナのホームスタジアム、カンプ・ノウでは公式戦ここ30試合勝利なく(1分け29敗)現在26連敗中。最後の勝利は31年以上前の90-91年シーズンとなっている。

対するバルセロナはリーグ首位で、欧州5大リーグ(スペイン、イングランド、イタリア、ドイツ、フランス)で唯一、失点数が一桁台の強固な守備を誇っている。(高橋智行通信員)