オーストラリア・サッカー協会は30日、同国代表のグラハム・アーノルド監督(59)と新たな契約を結んだと発表した。次回2026年ワールドカップ(W杯)までが任期となる。

現役時代にJリーグのサンフレッチェ広島でもプレーしたアーノルド監督は、指導者としてはベガルタ仙台やシドニーFCなどを指揮。オーストラリア代表の監督には06~07年に一度就任しており、現在が2期目となっている。

アーノルド監督が26年W杯にチームを導けば、オーストラリア代表では初めて、2度のW杯で指揮を執る指導者となる。

22年W杯は大陸間プレーオフを経ての出場で、W杯開幕前には解任寸前とまで言われていたアーノルド監督。本大会では初戦のフランス戦で1-4と大敗した後、チュニジア、デンマークに連勝して16強入り。指揮官も26年までの新契約を勝ち取った。

アーノルド監督は30日の会見で「私はオーストラリアを愛し、オーストラリアのサッカーを愛しています。サッカー界で、私やチーム全体がカタールで感じた高揚感、誇り、達成感に勝るものはありません」

「代表チームやオーストラリア・サッカー界にもっと貢献し、カタールの時のようにファンの皆さんにもっと笑顔を届けたいと考えています」

「そして、来年カタールで開催されるアジア杯を皮切りに、主要なタイトルに挑戦しながら、若手やベテランの才能ある選手により多くの機会を与えるという、熱い野心に支えられています」などと話した。