トルコとシリアを襲った大地震で被災したガーナ代表MFクリスチャン・アツ(31)が依然として行方不明であると、所属先トルコ1部ハタイスポルのデミレル監督が8日、ロイター通信の取材に対して語った。

ハタイスポルのオザト副社長やガーナ・サッカー協会は7日、6日の巨大地震の後、アツががれきの中から救出され、病院に搬送されたと発表していた。

だがデミレル監督は「彼の居場所に関する情報はまだない。彼がどこにいるか分からない」「彼が(がれきの山から)救出されたとか、どこかに連れて行かれたということはない」などと話し、副社長やガーナ協会の発表を否定。アツの捜索は継続中であると説明した。

アツはプレミアリーグのチェルシーとニューカッスルに10年近く所属した後、昨年9月にハタイスポルに移籍していた。