セルタ戦で3戦連続のMVPに輝いた日本代表MF久保建英(21)に対し、クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコは「チームで最も閃(ひらめ)きのあった選手」と評した。

Rソシエダードは18日にスペインリーグ第22節でセルタとホームで対戦。久保はリーグ戦4試合連続でスタメン入りし、再び4-3-3の右ウイングでプレーした。前半5分にオヤルサバルの先制点をアシストすると、後半は積極的にゴールを狙っておしいシュートを放ち、後半38分にピッチを去った。

Rソシエダードが相手に退場者が出て数的有利の状況の中、終盤のオウンゴールにより1-1で引き分けた。クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコの評価は、全体的に厳しめの採点になったため、3戦続けてMVPに選出された久保に対する評価も、そこまで高くなかった。

「チームで最も閃きのあった選手だった。得点シーンではドリブルを仕掛けて絶妙なタイミングでスルーパスを出し輝いた。一方、後半は勝負を決めるチャンスが2回あったがシュートを失敗した。またオヤルサバルに対し、後半20分にスペースへの良いパスを通した」と寸評し3点(最高5点)をつけた。

チームトップはレミーロ、スビメンディ、オヤルサバルで4点。スベルディアとミケル・メリーノが久保と同じ3点だった。続いて、バレネチェア、イジャラメンディ、ブライス・メンデス、セルロートが2点、ル・ノルマン、リコ、マリンが1点。ナバーロ、ソラ、カルロス・フェルナンデスは出番が短く採点なしとなった。

久保の今季のリーグ戦成績は19試合(先発17試合)、1431分出場、4得点3アシスト。欧州チャンピオンズリーグ出場圏内の3位をキープするRソシエダードはこの後、25日にアウェーで行われるスペインリーグ第23節でバレンシアと対戦する。(高橋智行通信員)