裁判所の判決により、バルセロナのスペイン代表MFガビ(18)のトップチーム登録が無効になったことをスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が13日に報じた。

バルセロナは当初、クラブの財政難によりサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)の条件を満たしていないことを理由に、スペインリーグにガビのトップチーム登録を拒否されていた。

バルセロナはこれを不服として1月27日に地元の商業裁判所に訴えを起こし、同月31日に暫定的に正当性が認められた。これにより今冬の移籍市場最終日にトップチーム登録が可能となり、ガビの背番号が30番からトップチーム用の6番に変更されていた。

しかし商業裁判所は13日、バルセロナがこの訴訟の提出期限を守らなかったことを理由に暫定措置を却下。これを受け同紙は、ガビを再びBチームに登録せざるを得なくなったものの、背番号の変更は必要なく、現在の6番のままプレーできると伝えている。(高橋智行通信員)