【マドリード=高橋智行通信員】史上最多15度目の優勝を狙う前回王者レアル・マドリード(スペイン)が1-0でリバプール(イングランド)に競り勝ち、2戦合計6-2で3季連続の8強入りを決めた。後半33分、ビニシウスからのパスを受けたベンゼマが右足でゴールを決めた。

試合終了後、Rマドリードがリバプールの応援歌「You'll never walk alone」を流し、会場を訪れたリバプールサポーターに盛大な拍手が送られるという感動的なシーンが見られた。

これはアンフィールドで行われた第1戦の時、リバプールが同日朝に亡くなったRマドリードのアマンシオ名誉会長への哀悼の意を表し、Rマドリードサポーターの陣取るスタンドの前に花束を差し出してくれたことに感謝してのものだった。

試合には敗れたがリバプールのクロップ監督も、この粋なお返しには感謝。「後で聞いたけどそれは本当に素晴らしいことだと思う。我々はお互いに尊敬し合っている、国際試合で何度も対戦しているサッカー界を代表する2つのビッグクラブだ。感動的だったよ」と話した。