ブライトン所属の日本代表MF三笘薫(25)が、リーグ1(4部相当)所属のグリムズビー・タウンを相手にゴールした。今季公式戦9点目を挙げ、チームの4強進出に貢献。日本代表活動を前に得点で弾みをつけた。

三笘はいつもの左MFに入った。ブライトンは序盤から主導権を握ると、前半6分にFWウンダブがGKのはじいたボールを押し込み先制点を挙げた。

前半22分には三笘が左サイドから鋭いグラウンダーのクロスボールを入れ、決定機を演出した。相手選手の懸命なスライディングプレーでボールは外へ押し出されたが、味方が先に触れば1点という状況だった。

前半33分には右サイドからのクロスボールに三笘は右足を伸ばして当てたが、ボールはわずかにゴール左へと外れた。同41分には左サイドからクロスを入れて味方のシュートを演出したが、得点にはならなかった。

チームは後半6分にFWファーガソンが冷静に右足で押し込み追加点。2-0とリードを広げた。三笘は同10分に左サイドからのカットインで右足シュートしたが、ゴール右へわずかに外れた。

同25分にはファーガソンが再びゴールを決めて3-0。さらに同38分にMFマーチがダイビングヘッドをたたき込み、4-0と勝利を盤石なものとした。そして最後に三笘にゴールが生まれた。後半45分、相手パスを受けて右足シュート。相手に当たり角度が変わりながら、ゴール左隅へと転がり込んだ。チーム5点目となった。さらに2分後、ロングボールを受けて右足でシュートしたが、これはゴール右へわずかに外れた。この日2点目のゴールとはならず、悔しさをあらわにした。

チームは5得点で圧勝し、4月22日の準決勝に駒を進めた。

絶好調の三笘はこの試合直後に帰国し、日本代表に合流。昨年のW杯以来の国際Aマッチとなるウルグアイ戦(24日、東京・国立)、コロンビア戦(28日、大阪・ヨドコウ)に臨む。