サッカーのプレミアリーグのアーセナルは21日(日本時間22日)、DF冨安健洋(24=アーセナル)の右膝手術が成功したことを報告した。今季中の復帰はなく、今後は来季に向けてリハビリに励む。

アーセナルによると、冨安は21日に手術を受けたという。今季の残り試合の出場は不可能となったが、公式ホームページには「クラブの全員がトミと一緒に一生懸命取り組んでいきます」と記した。

冨安は16日に行われた欧州リーグ決勝トーナメント1回戦の第2戦、ホームでのスポルティング(ポルトガル)戦で先発出場したものの、前半5分に相手にプレスをかけた際に左足を滑らせてバランスを崩し不自然に倒れた。1度はプレーを続けようとしたが、1分ほどで自らプレー続行が不可能だと訴え、ピッチに座り込んだ。そのまま前半9分に途中交代。アーセナルのアルテタ監督は「かなり深刻な状態のように感じた」とコメントし、試合後は松葉づえを使っていたとの報道も出ていた。

昨年11月のW杯カタール大会でも、直前に右太もものけががあってフル回転できなかった。今回は同じセンターバックのDF吉田麻也(シャルケ)が招集外。守備の柱として期待されていたが、度重なるけがでまたしても離脱を余儀なくされていた。今回の負傷で日本代表も辞退。代役として、DF町田浩樹(25=サンジロワーズ)が追加招集されている。