ドイツ1部、ブンデスリーガ最終節で敗れ来季2部への降格が決まったシャルケのDF吉田麻也(34)が2日、自身のSNSにファン・サポーターへのメッセージを掲載した。

ドイツ語で「ありがとう シャルケ」と画像をアップ。ドイツ語で、次のようなコメントをつけた。

 

「我々は、長く、厳しいシーズンを過ごしてきました。しかし、最終的に、結果は我々が望んだものではありませんでした。

ファンの皆さんには、あらためて心からの感謝の言葉を述べたいと思います。ホームでもアウェーでも、あなたがたが作り出す雰囲気は、信じられないほど素晴らしいものでした。絶対に、あの雰囲気が恋しくなると思います。私をあたたかく、チームに迎え入れてくれて感謝しています。きたるべきシーズンの、幸運を祈っています。

本当にありがとうございました。頑張って下さい。

1度シャルカーになったら、これからもずっとシャルカー」

 

シャルケの熱いサポーター、「シャルカー」という文言も使い、一生クラブを応援し続けると、愛着を強調。事実上の別れのメッセージともとれる文面でもあった。

シャルケは5月27日の最終節でライプチヒに2-4で敗れた。17位で、わずか1シーズンで2部降格となった。

吉田は今季加入し、FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会を日本代表の主将として戦ったシーズンだったが、最後に2部降格という厳しい現実を突き付けられた。

この結果もあり、クラブが吉田との契約を更新せず、退団するとすでにドイツ紙ビルト(電子版)が報じている。

長くイングランド、プレミアリーグのサウサンプトンでプレーし、2020年1月からイタリア、セリエAのサンプドリアでプレー。昨年7月にシャルケに加入した。

W杯後の日本代表には招集されていないが、昨年末には来年1月開幕のアジア・カップでの日本の優勝を目標に掲げていた。去就が注目されるシーズンオフとなりそうだ。