サウジアラビア1部アル・イテハドは6日、今季限りでレアル・マドリードを退団となった元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(35)の獲得を発表した。

ベンゼマはRマドリードとさらに1年の契約を結ぶと予想されていたが、代わりに元チームメート、クリスティアノ・ロナウドと同じサウジプロリーグで競い合うことになった。ESPNの報道によると、ベンゼマはサウジ王者のアル・イテハドから2年4億ユーロ(約580億円)の契約を提示されたという。

ベンゼマはクラブを通じ「また違った国で新しいサッカーリーグを経験できることに興奮している。アル・イテハドには素晴らしい歴史があり、信じられないほど情熱的なファンがいて、リーグ優勝後はアジアで力を発揮するという大きな野望がある」

「私は幸運にも自分のキャリアで素晴らしいことを成し遂げ、スペインとヨーロッパで勝ち取れるすべてのものを勝ち取ってきた。今この時が新たな挑戦に向かうための正しいタイミングだと思う。サウジアラビアを訪れるたびに、ファンや人々の温かさと愛を感じてきた。新しいチームメートと合流し、彼らとともに、この素晴らしいクラブとサウジアラビアのサッカーを新しいレベルに引き上げるのを楽しみにしている」などとコメントした

また、アル・イテハドのアンマー・ビン・アブドゥラ・アルハイラエ会長は「Rマドリードのバロンドール保持者と契約することは、この特別なクラブにとっての新しい歴史的出来事になる。カリムは世界的なサッカーアイコンであり、人気も高く、選手として絶頂期にある」

「彼は、ピッチの内外で大きな野望を抱く国のクラブ、そして非常に競争の激しいリーグに加わることになる。来季はタイトルを守り、アジアで戦い、FIFAクラブワールドカップの世界的な舞台でプレーするという、信じられないほどエキサイティングなチャレンジに臨むため、アル・イテハドの9番のユニホームを着た彼を見るのが待ちきれない」などと話した。