ACミランは6日、チームのレジェンドでテクニカルディレクター(TD)を務めていたパオロ・マルディーニ氏(54)を5年の任期のあとに解任した。スポーツ・ディレクターのフレデリック・マッサーラ氏もクラブを去るという。

マルディーニ氏はラファエル・レオン、テオ・エルナンデス、トモリ、ジルーといった主力選手の獲得に尽力。ミランが昨季、11年ぶりにスクデット(優勝)を獲得するのに大きく貢献した。

ACミランは「パオロ・マルディーニが2023年6月5日をもって、クラブでの役割を終えたことを発表します。欧州チャンピオンズリーグ(CL)への復帰と21-22年のスクデット獲得に貢献した、彼の長年の職務に感謝します」などと声明を発表した。

昨季、優勝を飾ったACミランは、今季はセリエAで4位となり、欧州CLでは準決勝でライバルのインテル・ミラノに敗れた。

マルディーニ氏は、ACミランでの現役時代に公式戦901試合に出場。セリエAでの7回、欧州CL(前身も含む)5回を含む26の優勝トロフィー獲得に貢献した。

今回のマルディーニ氏の解任は経営サイドとの選手補強面での意見の相違が原因とみられ、ミラン入りで合意している鎌田大地の去就にも影響がでないか懸念される。

欧州では「ミランが鎌田およびロフタスチーク(チェルシー)との契約を一時的に保留にしている」と報じている一部メディアもある。