ポルトガル2部オリベイレンセのシーズンを終えたFWカズ(三浦知良、56)が、来季もポルトガルでプレーする可能性が高いことが26日、分かった。

今年2月に横浜FCから6月30日までの期限付き移籍で加入し、3試合出場で無得点だった。国内クラブも獲得に動いていたが、複数の関係者によると契約延長を提示しているオリベイレンセを選択する方向という。7月に渡航する準備が進められている。

カズはこの日、横浜市内で横浜FCの練習に参加。6月中に決定する方針の自身の去就に関し「またあらためて」と話すにとどめた。新天地を選ぶ基準については「試合に出てゴールをあげたい。どこに行っても競争。試合に絡めない時もある中で、モチベーションを落とさずできるところでやりたい」と明かした。

ポルトガルでも、朝から練習に向けて準備し、夕刻まで治療やケアでサッカー中心の生活を送った。「大変は大変ですが、それが現役を続ける意味。そういう気持ちがなくならないようにやることが大事」。ゴールに向かう、シュートを打つが最優先される方針について「シュートで終わることが第1でやっていたころを取り戻すような雰囲気はあった」と充実感を口にしていた。