ベティスが元スペイン代表MFイスコ(31)獲得を26日に発表した。契約期間は来年6月30日までの今季1年間となっている。

昨年末のセビリア退団後、無所属の状態が続いていたイスコは複数クラブに興味を持たれ、具体的に左ひざ前十字靭帯(じんたい)を損傷し、今季絶望や引退の可能性もあるシルバの代役として、レアル・ソシエダードからオファーを受けたとの報道があった。

そんな中、カナーレスがメキシコのモンテレイに移籍したことで、ペジェグリーニ監督が強く獲得を希望したベティスがイスコを補強の最有力候補に挙げ、契約にこぎつけたとのことだ。

バレンシアの下部組織出身のイスコは11年にトップチームデビューを達成。11年夏にマラガに加入した後、レアル・マドリードに13年から9シーズン所属して欧州チャンピオンズリーグ5回の優勝を含む計19タイトルを獲得した。昨季セビリアに移籍するも、昨年12月に退団。今年1月にウニオン・ベルリンとの契約が間近に迫ったが最終的に実現せず、無所属となっていた。

スペイン代表として38試合に出場し12得点を記録。18年にロシアで開催されたワールドカップにスペイン代表の一員として参加した。(高橋智行通信員)