レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(64)がバルセロナ戦を目前に控えた現在のチーム状態について「我々は完成されており得点力は十分ある」と自信をうかがわせた。

Rマドリードは、29日(日本時間30日)に米ダラスで宿敵バルセロナ相手に今夏のプレシーズンマッチ3試合目に臨む。この一戦を翌日に控えた28日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席。その模様をスペイン紙マルカが伝えた。

指揮官は、米国でのクラシコに向けて「チームがプレシーズン中であることを考慮しつつ、ベストの試合をするつもりだ。相手の難易度により重要な試合になるだろう。結果は最も重要なものではない。相手が相手なので、非常に厳しいテストの中で前進し続けることが最も重要だ」と意気込みを語った。

ベンゼマ退団による得点力低下への懸念については「我々は完成されており、得点力は十分ある。前線はうまくいっているし、ブラヒムやホセルは攻撃面で貢献できることを示してくれた」と全く問題ないことを強調した。

一方、ベンゼマがいないことを寂しく感じているかについては「ベンゼマにはいい思い出があるし、数多くのゴールを決めてくれた彼のパフォーマンスに一生感謝するだろう。しかしRマドリードは続いているし、今後も永遠に続く。クリスティアーノ(ロナウド)やベイルが退団した時もそうだったし、ベンゼマの時もそうなるだろう」と話した。

また、チームが獲得を狙うとの報道が絶えないパリ・サンジェルマンのフランス代表エムバペに関する質問を不快に感じているかを問われると、「エムバペについて聞かれるのは構わないが、ただ答えないだけだ」とした。(高橋智行通信員)