バルセロナのフランス代表FWデンベレ(26)に今夏、パリ・サンジェルマン移籍の可能性があると30日、スペイン各紙が一斉に報じた。

スペイン紙マルカによると、エムバペを今夏失うかもしれないパリ・サンジェルマンは、将来を見据え、その代役としてデンベレをターゲットにしているという。すでにバルセロナに契約解除金を支払う旨を伝え、選手と交渉する許可を正式に要請したとしている。

来年6月30日までバルセロナとの契約が残るデンベレの契約解除金は、今月31日まで5000万ユーロ(約75億円)に設定されており、8月1日以降は、倍の1億ユーロ(約150億円)に引き上げられることになっている。デンベレは前回契約延長した際、移籍金の50%を受け取ることでクラブと合意しているため、仮に今月中にパリ行きが決定した場合、2500万ユーロ(約37億5000万円)を得ることになる。

マルカ紙によると、バルセロナはその金額で代わりを見つけることは不可能なため、デンベレのパリ・サンジェルマン行きを阻止する動きを見せているという。遠征先の米ダラスで行われたシャビ監督との話し合いが、デンベレの決断を大きく左右するものになる可能性があると推測している。

デンベレの代理人は、この移籍に関して、クラブ間合意があった場合にのみ実現するとクラブに伝えている模様。そのため、パリ・サンジェルマンが実際に契約解除金を支払うつもりであっても、バルセロナが納得しなければデンベレが退団することはなさそうだ。

またスペイン紙ムンド・デポルティボもこの件に関し、バルセロナがパリ・サンジェルマンの申し入れをはっきりと拒み、デンベレが移籍不可の選手であることを伝えたと報じている。

しかし、マルカ紙がウェブサイト上でデンベレの去就に関するアンケートを実施したところ、約8万人が回答し、77%が今夏中にパリ・サンジェルマンと契約を結ぶと答えており、退団濃厚では、との見方が強まっている。(高橋智行通信員)