バルセロナが現在、コートジボワール代表MFケシエ(26)のサウジアラビア行きを進めている、とスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が3日に報じた。

財政難でサラリーキャップの問題解決に努めるバルセロナは、今夏の移籍市場で補強と並行して放出の仕事に取り組んでおり、最近ではデンベレのパリ・サンジェルマン移籍が決定的となった。そんな中、クラブは新たにケシエ放出に向けて動いているとのことだ。

ムンド・デポルティボ紙がクラブ関係者から入手したという情報によると、サウジアラビアのアル・ヒラルがケシエ獲得に移籍金1100万ユーロ(約16億5000万円)~1200万ユーロ(18億円)を準備しているようだ。

また、同紙によると、ケシエは当初、過去にACミランやアタランタなどでプレーしたイタリアに戻るつもりはなく、プレミアリーグ行きを希望していたとのこと。そのため、バルセロナはイングランドでいいクラブを見つけようと動いていたが、並行してオファーが届いていたサウジアラビア移籍にも取り組んでいたという。

ケシエのもとにはFWクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルから現在バルセロナで受け取る年俸の2倍に当たる1400万ユーロ(21億円)というビッグオファーが届いたものの、その最初の提案を拒否したという。

これによりアル・ナスルは、コートジボワール人MFファファナをランスから獲得したことで、ケシエが同クラブに加入する道は途絶えてしまった。

しかし、新たにアル・アハリからアル・ナスルと似た好条件のオファーが到着。ケシエは経済的に素晴らしいこのチャンスを今度は逃すまいと考えているとのことだ。

そして、ケシエが昨季フリーで獲得した選手のため、移籍金収入を得られる今回のオファーをバルセロナが好意的に捉えている思惑も同紙は伝えている。(高橋智行通信員)