レアル・マドリードが左膝に大けがを負ったGKクルトワの代役として、セビリアのモロッコ代表GKボノ(32)を最有力候補に挙げているとスペイン紙アス電子版が10日に報じた。

Rマドリードでは10日の練習中に守護神クルトワが左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負う緊急事態が発生。近日中に手術を行う予定になっており現時点で復帰時期は不明だが、長期離脱は間違いなく、さらに今季絶望の可能性もあるため、現在その代わりを務められるGK探しに動いているとのことだ。

アス紙によるとRマドリードは、バレンシアのママルダシュビリ、チェルシーのケパ・アリサバラガ、ビルバオのウナイ・シモン、マンチェスター・ユナイテッドとの契約が今年6月に満了し現在無所属のデ・ヘア、かつて所属していたパリ・サンジェルマンのケイラー・ナバスを候補に挙げる中、ボノを最も気に入っているという。

ボノは経験豊富かつ勝者の経歴を持ち合わせており、これまで欧州リーグに2回優勝し、21-22年シーズンにサモラ賞(スペインリーグの最小失点率GK賞)を受賞。また昨年参加したワールドカップでは準決勝に進出したモロッコ代表の原動力となっていた。

ボノのセビリアとの契約は25年6月30日まで残り、契約解除金は5000万ユーロ(約80億円)に設定されているが、2000万ユーロ(約32億円)のオファーがあった場合、退団できるという暗黙の合意がクラブとの間であるとのこと。そのためRマドリードはその金額以下で獲得できる場合のみ契約に動くつもりであるという。

また同紙は、Rマドリードがボノを獲得する上でポジティブな要素として、本人に今季セビリアに残留するつもりがないことや、これまでRマドリードのファンであることを公言していること、そしてクルトワの親友であることを伝えている。

一方、ネガティブな要素として、獲得のライバルにトットナム、パリ・サンジェルマン、インテル・ミラノといった欧州の強豪がいることや、モロッコ代表がすでに来年1月から2月にかけてコートジボワールで開催されるアフリカ選手権の出場権を獲得しており、約1ヶ月間不在になることを挙げていた。(高橋智行通信員)