女子スペイン代表(FIFAランキング6位)のホルヘ・ビルダ監督(42)が「我々が望むのは世界一になることだ」と意気込んだ。

20日にFIFA女子ワールドカップ(W杯)決勝でイングランド(同4位)と対戦する。大一番を翌日に控えた19日、ホルヘ・ビルダ監督が記者会見に出席した。

決勝に向けて「ここにいられることにとても興奮している。我々は昨年の対戦で自分たちの方が上だったと思うが、重要なのは結果だ(昨夏の欧州女子選手権準々決勝でイングランドに延長戦の末、1-2で敗戦)。我々はあの試合でイングランドが何を感じたかを分かっているし、あの時から我々は進化している」とリベンジへの意気込みを語った。

目標については「我々が望むのは世界一になることだ。決勝で勝ってそれを成し遂げたい」とし、「私は選手たちの資質やポテンシャルを分かっている。我々はそのようなステージに到達することを望んでいたし、それが実現した。チャンピオンになることを切望している」と初優勝に向けて力を込めた。

またイングランド代表のサリナ・ビーフマン監督に関して「結果で自分の仕事ぶりを示してきた監督だ。それは偶然の産物ではない。明日は戦術的、技術的、そして競争力の高い試合になるだろう。誰もが期待する試合が見られるはずだ」と話した。

スペイン国内ではW杯初優勝を目指す女子代表チームを応援するため、マドリードやバルセロナ、バレンシアのような大都市から小さな村まで、全国で合わせて計60もの大型スクリーンが設置され、パブリックビューイングが開催される予定になっている。(高橋智行通信員)