スペインサッカー連盟は20日、女子ワールドカップ(W杯)決勝で母国を初優勝に導くゴールを決めたDFオルガ・カルモナ(23)の父親が死去したことをX(旧ツイッター)で伝えた。

スペイン(世界ランキング6位)は20日に行われた決勝でイングランド(同4位)と対戦。レアル・マドリードに所属するカルモナの決勝点により1-0で勝利した。カルモナはこの活躍により決勝のMVPに選ばれていた。

悲願の初優勝達成で国中が歓喜に沸く中で、訃報が届くことになった。スペインサッカー連盟はその日の夜にX(旧ツイッター)で、「オルガ・カルモナの父親の死を伝えることに深い悲しみを感じています。同選手はW杯決勝直後にこの悲報を知りました。深い悲しみに包まれているオルガとご家族に心からの抱擁を送ります。私たちはあなたのことを愛しています。オルガ、あなたはスペインサッカー界の歴史です」と励ましの言葉を送っていた。

スペイン紙アスによると、カルモナの父親はすでに決勝2日前の18日深夜に死去していたという。所属クラブのRマドリードも公式声明を出し、哀悼の意を表した。(高橋智行通信員)