サッカープレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、DV疑惑が持たれているブラジル代表FWアントニー(23)が練習に復帰すると発表した。

28日にマンチェスターの警察当局の事情聴取を受けた結果、特に今後の行動について制限を受けることはなかったという。英BBC電子版がマンチェスターU関係者からの情報をもとに報じたところによると、疑惑を強く否定する証拠を提出したという。ブラジルでも英国でも、逮捕も起訴もされていない。

マンチェスターUは「アントニーの雇用主であるマンチェスターUは、警察の捜査が進む間、彼がキャリントン(練習場)でのトレーニングを再開し、試合でのメンバー入りに備えられるようにすることを決定した」との声明を発表した。

元パートナーのガブリエラ・カバリンさんを含む3人の女性から訴えられており、その疑惑に対処するため、クラブから有給でチームを離脱する許可を与えられていた。その間、4試合を欠場している。

ブラジルメディア「UOL」は今月4日、カバリンさんからの申し立てを掲載。1月15日にマンチェスターのホテルの一室で頭突きで襲いかかられ、頭部に切り傷を負って医師の治療を受けたと訴えている。

また、カバリンさんは胸を殴られ、豊胸手術で入れたシリコンが破損し、再手術が必要なほどのダメージを受けたとも主張している。

さらにレイサ・デ・フレイタスさんとイングリッド・ラナさんもそれぞれ22年に暴行を受けたと主張しているが、アントニーはこれを否定している。