北朝鮮が、アジア大会サッカー準々決勝の日本戦で、1-2で敗れた後、一部選手が審判に体と手を使って押し込むなどの行為を行ったことが話題となった。1-1だった後半35分、主審がPKを宣告し、日本が決勝点を挙げた。北朝鮮は、その場面でも抗議したが、試合後も怒りが収まらなかった。
韓国のソウル新聞は2日に「“サッカーに対する冒涜(ぼうとく)”北朝鮮8強で敗退後審判を押して威嚇」の見出しで、北朝鮮選手の威嚇行為を詳しく報じた。
記事には「北朝鮮の威嚇行為が話題となった。試合終了直後、選手たちが審判に大勢で行為に向かい、体と手で押し込んだ。PK判定に我慢できず、試合後に激しく抗議したとみられる。深刻な状況だと感じた北朝鮮のコーチ陣が選手を止めた」と伝えた。
さらに「試合後の会見で、北朝鮮のシン・ヨンナム監督は“間違った判定で少し興奮したのは事実だ。主審が公正でないと、サッカーに対する冒涜(ぼうとく)だと思う”と選手たちをかばった」。この一連の騒動に、ソウル新聞は「国際サッカー連盟(FIFA)やアジア・オリンピック評議会(OCA)の懲戒を受ける可能性がある」と指摘した。