韓国代表ユルゲン・クリンスマン監督(59)が9日、欧州オフィス設立を主張した。韓国は13日にチュニジア、17日にベトナムと強化試合を行う。9日に合宿をスタート。練習前に同監督は「韓国サッカー協会(KFA)に対してヨーロッパにオフィスを作ろうと提案した。韓国もロンドンやヨーロッパにオフィスを構える必要がある。70%の代表選手がヨーロッパでプレーしている」と話した。

日本サッカー協会(JFA)は、すでにドイツ・デュセルドルフに事務所を構えて、欧州組のケアなどを行っている。クリンスマン監督は、JFAの欧州活動を見本にしているようで、KFA関係者は「今、日本の状況を把握している。職員が常駐していて、欧州組の選手らが体のケアに訪れることがあると聞いている」と話している。

クリンスマン監督は「オレの仕事は、韓国をアジア杯(来年1月、ドーハ)優勝に導くことだ。なので世界の試合をより多く見た方がいい」とも話した。しかし同監督の主張にも、韓国の各メディアは「在宅勤務が非難されているし、米国メディアESPNとの兼務が批判されているため、話題をそらすために言ったのでは?」との見解が多かった。