サッカープレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表のレジェンド、ボビー・チャールトン氏が21日、死去した。86歳だった。

チャールトン氏は長い間、認知症を患っていた。

17歳でマンチェスターU入り。マンチェスターU史上最も偉大な選手の1人とされ、公式戦758試合に出場し、クラブ史上2位の249ゴールを挙げた。58年にマンチェスターUの選手8人らが亡くなった「ミュンヘンの悲劇」と呼ばれる飛行機事故に遭ったが、奇跡的に生還を果たしている。

1967-68年シーズンにはマンチェスターUをヨーロピアンカップ(現欧州CL)の頂点に導き、イングランド1部リーグでは3度優勝を果たした。

イングランド代表としても106試合で49得点をマーク。1966年には地元開催のワールドカップ(W杯)優勝に貢献した。

マンチェスターUは追悼のコメントを発表。

「サー・ボビーは、マンチェスターやイギリスだけでなく、世界中のサッカーが行われている場所の何百万人にとってもヒーローだった」

「サー・ボビーは、サッカー選手としての卓越した資質と同様に、そのスポーツマンシップと誠実さでも称賛され、サッカー界の巨人としていつまでも記憶されるだろう」

「私たちのユースアカデミーの卒業生であるサー・ボビーは、マンチェスター・ユナイテッドでの17年間で758試合に出場し、249ゴールを挙げ、ヨーロピアンカップ、3つのリーグタイトル、FAカップを獲得した。イングランド代表では、106キャップを獲得し、49ゴールを決め、1966年のワールドカップで優勝した」

「引退後は、39年間ディレクターとしてクラブに貢献した。彼の比類なき業績、人格、奉仕の記録は、マンチェスター・ユナイテッドとイングランド・サッカーの歴史に永遠に刻まれ、彼の遺産はサー・ボビー・チャールトン財団の人生を変えるような活動を通して生き続けるだろう」

「クラブはノーマ夫人、娘たち、孫たち、そして彼を愛したすべての人々に心から哀悼の意を表します」などとメッセージを発表した。