レアル・マドリードが来季、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペ(25)の返事次第で、マンチェスター・シティーのノルウェー代表FWハーランド(23)の獲得に動くとスペイン紙アスが8日に報じた。

同紙によると、Rマドリードは今夏獲得に向け、今月15日までの回答期限付きでエムバペにオファーをすでに提示しているとのこと。もしそれまでに肯定的な返事がなかった場合、ハーランドにプラン変更するという。

契約が27年までの残るハーランドがマンチェスター・シティーを途中で退団する契約解除金に関して同紙は、同じプレミアリーグのクラブに移籍する場合、直接のライバルが強化されるのを阻止するために、2億ユーロ(約310億円)以上になるとのことだ。

一方、国外のクラブに行く場合、ハーランド側がイングランドを離れたいと考えた時に備え、かなり手頃な金額を契約書に盛り込んでいるとのこと。さらにRマドリードに行く場合、それはよりリーズナブルなものとなり、“2億ユーロ(約310億円)よりも限りなく1億ユーロ(約155億円)に近い金額”だと伝えている。

またRマドリードは資金面に関して、エムバペとハーランドの同時契約を検討できるほど余裕があるとのことだ。

ハーランドはスペイン南部の高級リゾート地マルベージャに別荘を購入し、数日間のオフのたびにそこを訪れるほどスペインを気に入っており、Rマドリード加入を強く希望しているという。そのためあらゆる条件がクリアされた場合、来季、サンティアゴ・ベルナベウのピッチで白いユニホームを纏う可能性があると見られている。(高橋智行通信員)