今季限りで現役を引退した元日本代表でブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトMF長谷部誠(40)が24日、都内で引退会見を行った。執行役員のマルクス・クレーシェ氏とともに黒のスーツ姿で姿を見せた長谷部は「自分の能力の中ではこれ以上のキャリアは積めないのではないかと思う。やりきった思いがある。後悔はまったくない」と思いを語った。

会見場の入り口には、浦和レッズからアインラハト・フランクフルトまでの、歴代所属クラブのユニホーム、日本代表のユニホームが展示され、浦和時代にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制覇したときの写真、22年の欧州リーグで優勝し、トロフィーを掲げる写真など、長谷部の現役の歩みが展示された。

最後の出場試合は18日のホームの最終節ライプチヒ戦。後半アディショナルタイムからピッチに立ち、現役生活に別れを告げた。ブンデスリーガでアジア選手歴代最多記録をさらに更新する通算384試合目だった。

藤枝東高から02年に浦和レッズに加入。主力としてJ1やアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を果たすと08年にドイツへ渡った。ウォルフスブルクで1部リーグ優勝に貢献。ニュルンベルクを経て14年からEフランクフルトでプレーした。

日本代表では国際Aマッチ114試合出場で2得点。そのうち歴代最多の81試合で主将を務め、FIFAワールドカップ(A杯)には10年南アフリカ大会から3大会連続出場。ベスト16入りした18年ロシア大会を最後に代表から引退した。

現役引退を発表したのは4月。その際の会見では「ドイツは第2の故郷だし、アイントラハトはもちろん僕のクラブ」と強い愛情を口にした。今後もクラブに残り、指導者の道へ進むことになる。

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