<セリエA:インテルミラノ1-0キエボ>◇23日◇ミラノ

 日本代表DF長友佑都(25)の所属するインテルミラノが、ホームでキエボを下した。スタートダッシュに失敗したインテルはこれが今季リーグ戦2勝目で、ホーム・サンシーロでは初勝利。左サイドバックとしてフル出場した長友は守備で貢献した。ノバラFW森本貴幸(23)はアウェーのウディネーゼ戦で1トップとして先発。後半14分までプレーし、無得点だった。また昨季王者ACミランは、レッチェに3点を先行されながら、ボアテングのハットトリックなどで逆転勝ちした。

 インテルミラノは前半34分にCKからMFモッタが頭で押し込んだ1点を守りきった。左サイドバック長友は、右DFマイコンが積極的に攻め上がったこともあり、攻撃は控えめ。「バランスを見ていかないと。1人1人を生かせるように、チームのために僕は動きたい」と守備で勝利に貢献した。長友は「ホームでなかなか勝てなくて、サポーターもネガティブになりがちだった。その中で勝って、ほっとしている」と話し、ラニエリ監督も「まだ優勝できると信じている」と力を込めた。(波平千種通信員)