五輪代表がロンドン五輪1次リーグで対戦するモロッコで、アフリカ予選時からピム監督のもとで五輪代表のヘッドコーチを務めてきたウアルガ氏が解任されていたことが27日、分かった。この日までに地元紙ル・マタンが報じた。

 同紙によると、ウアルガ氏が解任を通告されたのは6月上旬。35人の予備登録メンバーとスタッフ12人の出生証明書を国際オリンピック委員会(IOC)に提出するのが遅れたためだという。ピム監督の契約には、自身の求めるスタッフでチームを編成できるという条項が盛り込まれており、出生証明書の提出遅れに激怒したピム監督が協会の会長、顧問、事務局長らに「ウアルガ氏とは気が合わないし、信用していない。我々はもう一緒には仕事ができない」と報告し、解任を求めたという。(松本愛香通信員)