【ナッシュビル近郊(米国)11日(日本時間12日)=佐藤成】FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に臨むサッカー日本代表にFW町野修斗(26=ボルシアMG)が追加招集されることが発表した。MF遠藤航主将(33=リバプール)の負傷離脱に伴う選手変更となった。
ボランチの遠藤に代わって、FWの町野が加わることになった。前回大会でもメンバー発表直後にDF中山雄太が負傷した後に、町野が追加招集された。当地で説明した日本サッカー協会(JFA)の山本昌邦技術委員長は、「皆さんが一番気になるご質問だと思いますが、ピッチ上の中身に関しては監督、全て現場のコーチングスタッフに一任していますので、次のチャンスがあるときに監督に伺っていただければなと思います」というにとどめた。
これまでのチーム状況を見極めると、町野になった理由は複数考えられる。
今回の26人中、ボランチは4人。遠藤、MF鎌田大地(クリスタルパレス)、田中碧(リーズ)、佐野海舟(マインツ)だった。アイスランド戦では、途中からDF瀬古歩夢(ルアーブル)が同ポジションでプレー。一定の手応えを得た。 瀬古に限らず、DF板倉滉(アヤックス)、DF冨安健洋(アヤックス)もともにクラブでボランチ経験があり、非常事態では起用が可能だ。
また町野の特性も追加招集を後押ししたのではないか。前回大会経験者で、これまでも代表常連でチーム事情をよく理解している上に、穏やかな人間性で途中から入ってもフィットしやすい。
幼少期は中盤の選手だったこともあり、プレーの幅が広い。代表ではシャドー(トップ下)で起用されることが多いが、1トップでも十分に戦える。5大リーグでもまれている経験から、世界基準を知っていることも大きい。
高さも武器となる。身長が185センチあり、3月末の英国遠征ではイングランド戦に途中出場。セットプレーを含めて相手のロングボールをはね返す役割を担い、完封勝利に貢献した。
またシャドーのポジションはMF南野拓実(モナコ)と三笘薫(ブライトン)が負傷で選外となったため、手薄であることは間違いない。町野の加入でチームの幅は確実に広がる。


