【ナッシュビル近郊(米国)11日(日本時間12日)=佐藤成】FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に臨むサッカー日本代表に激震が走った。ケガの影響で別メニュー調整が続いていたMF遠藤航(33=リバプール)が離脱。FW町野修斗(26=ボルシアMG)が代わりに追加招集されることが決定し、新主将はDF板倉滉(29=アヤックス)に託された。

DF登録ながらボランチ起用の可能性が高まった瀬古歩夢(26=ルアーブル)は覚悟を決めた。

もともと守備の選手だが、クラブでは中盤でも出場することがあり、5月31日のアイスランド戦はボランチ起用された。

遠藤離脱を受けて瀬古は「もうボランチ行くと思ってます。自分は初戦に向けていい準備をするだけかな」と語った。

遠藤が離脱したことにより、ボランチを主戦場とする選手はMF鎌田大地(29=クリスタルパレス)、MF田中碧(27=リーズ)、MF佐野海舟(25=マインツ)の3人だけ。追加招集がFW町野修斗(26=ボルシアMG)だっただけに、瀬古が遠藤の抜けた穴を埋める役割を期待される。

「今までは全ポジション、センダーバックも含めやるつもりでしたけど、もちろんそこには変わりはないですけど、ワタル君がこうやって離脱したことによって、ちょっとだけ明確になったかなというのは自分自身は思ってます」

遠藤離脱のショックは大きい。それでも3日の初戦オランダ戦へチームは前進する。瀬古は「もちろん悲しいですよ」としつつ「今までこのチームを引っ張って、キャプテンして引っ張ってくれた人がいなくなると辛いですけど、もう起きた事実は変わらないですから。いるメンバーで上を目指すために頑張っていきたいと思いますね」と前を向いた。

離脱が決まった遠藤は2月11日のサンダーランド戦で左足甲の靱帯(じんたい)を痛めて手術。リハビリに励み、5月31日のアイスランド戦で復帰していた。しかし同試合で左足に違和感を覚え、前半のみで交代。6月2日から始まったメキシコ・モンテレイでの事前合宿から別メニュー調整が続いていた。

ベースキャンプ地の米国ナッシュビルに移り、10日の練習では部分合流。復帰に向けて状態が上がっていると思われたが、11日の練習には姿を現さなかった。

チームは14日に1次リーグ初戦のオランダ戦(ダラス)を迎える。大会規定でケガ人や病人が出た場合は初戦の24時間前までにメンバーの入れ替えが可能。タイムリミットが迫っていた。

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