ベルギー(FIFAランキング9位)が開催国の米国(同17位)を4-1で下し、2大会ぶりに8強入りした。FWシャルル・デケテラーレ(25=アタランタ)が前半に2ゴールを挙げた。10日(日本時間11日)の準々決勝でスペインと対戦する。
ベルギーは完全アウェーの中、前半9分に幸先良く先制した。デケテラーレがゴール前に進出し、左からの折り返しを右足ワンタッチで合わせた。
前半21分にMFアマドゥ・オナナ(24=アストンビラ)が負傷交代するアクシデントがあり、同31分に直接FKを決められて追いつかれたが、そのわずか2分後にFWレアンドロ・トロサール(31=アーセナル)の左クロスをデケテラーレが頭で合わせて勝ち越した。
2-1の後半12分には相手GKのミスを突き、MFハンス・ファナケン(33=クラブ・ブリュージュ)が敵陣中央から無人のゴールに右足で流し込んで追加点。同22分にFWジェレミ・ドク(24=マンチェスター・シティー)とFWロメル・ルカク(33=ナポリ)のスター2人を投入し、後半追加タイムにルカクが仕留めて試合を締めた。
試合前日の5日、米国のFWバログンの出場停止処分が突如、見直された。そこにはトランプ米大統領の働きかけもあったとされ、反発の声が強まる中で行われた。
それでも、GKで史上3人目のW杯通算20試合出場に到達したクルトワが「選手は何も変わらない。勝つことに集中する」と話していた通り、ベルギーは米国ファンの激しいブーイングを浴びながらも、勝利のみを目指した。
「赤い悪魔」は1次リーグG組を1勝2分けで首位通過。決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)のセネガル戦では0-2の終盤に怒濤(どとう)の攻めで連続得点し、延長終了間際に勝ち越して3-2と劇的な逆転勝利を収めて勝ち上がった。その勢いのまま同2回戦も突破した。
これで昨年3月の欧州ネーションズリーグでウクライナに1-3で敗れたのを最後に、国際Aマッチ18試合無敗(PK戦は引き分け扱い)。FWルカク、MFデブルイネ、GKクルトワら2018年大会の3位に貢献した「黄金世代」にとって、今大会は集大成となる。


