渦中の米国代表FWフォラリン・バログン(25=モナコ)は先発出場し、後半追加タイムまでプレーしたが、不発に終わった。

前半31分に同点ゴールにつながる直接FKを獲得し、同45分には右CKの流れから右足でシュートを放ったが、枠を外れてゴールはならなかった。

今大会3得点を挙げていた米国のエースが1点を追加すれば、1930年第1回ウルグアイ大会でパテナウドがマークした同国最多1大会4ゴールの記録に96年ぶりに並ぶと、米国サッカー連盟も見どころに挙げていたが、大記録達成はならなかった。

バログンは1日の決勝トーナメント1回戦のボスニア・ヘルツェゴビナ戦でレッドカードを受け、この試合は出場停止となるはずだった。

だが、試合前日の5日、出場停止処分に猶予期間が設けられた。トランプ米大統領が国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長に電話で見直しを求めたこともあり、エースは出場可能に。この異例の決定に世界中から批判が集まった。

ポチェッティーノ監督はバログンに提示されたレッドカードの判定自体が間違いだったとし、「この決定は公正なもの」と強調。バログンが相手選手の足首付近を踏んで退場となった反則は故意ではないとし「99・99%の人が『不当な処分だ』と言っている」と主張していた。

バログンの両親はナイジェリア人。ニューヨークで生まれ、幼少期からロンドンで育った。アーセナル(イングランド)の育成組織からトップチームに昇格し、2023年から所属するモナコ(フランス)ではMF南野拓実とともにプレーする。

イングランドの年代別代表の経験があり、ナイジェリア代表としてもプレー可能だったが、2023年に生まれた国である米国の代表を選んだ。

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