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競技ガイド

ノルディックスキー複合とは
 ジャンプとクロスカントリーの2種目の順位を競う種目。瞬発力と持久力の、相反する2つの能力を求められるオールラウンドな種目で、優勝者には「キング・オブ・スキー」の称号が贈られる。
競技の見どころ
 ジャンプか距離か、多くの選手はどちらか得意の種目がある。ただ現在のルールでは前半ジャンプで大差をつけて逃げ切るというパターンは、あまり見られず、両種目ともに上位レベルの力が必要となる。後半距離でトップグループを形成できる位置にいるかどうかが鍵を握る。4〜5人の集団なら誰にでも前に出るチャンスはある。
日本代表選手とライバル
 渡部暁斗に日本勢20年ぶりのメダルの期待がかかる。W杯では表彰台の常連に成長し、今季は距離のスプリント力に磨きをかけた。ライバルはW杯総合トップを走るフレンツェル(ドイツ)、前回NH金メダルのラミーシャプイ(フランス)ら。団体でも日本はジャンプの得意な渡部善斗、昨年世界選手権5位の永井秀昭らをそろえ、メダルの可能性がある。
ルール
 個人ノーマルヒル、ラージヒルと団体(4人)がある。いずれも前半にジャンプ、後半にクロスカントリーを行う。前半ジャンプの得点差をタイム差に換算し、トップから後半距離をスタート、最初にゴールした選手や国が優勝する。92年アルベールビル大会から、このグンダーセン方式を導入している。
 クロスカントリーは個人で10キロ。団体は、4人がラージヒルを1回ずつ飛び、クロスカントリーは5キロずつリレーして順位を競う。
 日本はかつて、前半のジャンプで優位に立ち、逃げ切り優勝を収めていたが、その後のルール改正でジャンプのポイント換算比率が下がったこともあり、表彰台から遠ざかっている。
歴史
 1924年の第1回シャモニー大会から実施されている。日本は92年アルベールビル、94年リレハンメル大会で、W杯総合3連覇の荻原健司を中心に団体2連覇を達成した。個人でも94年リレハンメル大会で河野孝典が銀メダルを獲得した。



日本のメダル数

金メダル
1
銀メダル
4
銅メダル
3

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