<アメリカンフットボール・Xボウル:鹿島21-14富士通>◇21日◇東京ドーム

 富士通は02、07年に続く3度目の決勝進出だったが、創部25年目の悲願の初Vは手のひらから擦り抜けた。開始早々に、今年JR東日本から移ってきたRB金のランプレーによるTDで先制。7点リードで折り返したが、その後が続かなかった。藤田ヘッドコーチは「完敗です。うちが悪いというより鹿島のディフェンスがよかった。決勝で勝つのは難しいですね」と話した。MIPを受賞した金も「勝たないと意味がない」と笑顔はなく、来年の再起を誓っていた。