<女子バスケットボール・Wリーグ:富士通88-82シャンソン化粧品>◇7日◇宇都宮市体育館

 富士通がシャンソンに88-82で勝ち、連敗を止めた。

 富士通は開始直後から積極的な攻撃をみせ、名木洋子のシュートで先制点を奪った。リバウンドをしっかりとマイボールにし、速攻から畑恵里子のシュートで7-0とリード。対するシャンソンも池住の3ポイントで応酬し、一進一退の状態が続いた。富士通は1点リードで迎えた残り4分、中畑恵理に代わって新人の有明葵衣が出場、三谷藍とのコンビネーションで得点を重ねた。終了間際には船引まゆみも得意の0度からのジャンプシュートを決め、23-20とリードして、第1Qを終了した。

 第2Qは、互いに激しいマンツーマンディフェンスが続いた。名木の4連続得点、蒲谷千恵の連続得点でリズムをつかんだ富士通は、9点のリードで前半を終えた。

 第3Qは有明が踏ん張った。自らスピードをいかしたドライブで切り込み得点、さらにフリースローを獲得するなど奮闘した。これにベテラン陣も触発され、名木、鈴木あゆみらが連続得点。立川真紗美もパスカットからの速攻で得点を重ね、有明の冷静なゲームコントロールが光り、10点差をつけて最終第4Qを迎えた。

 富士通は第4Q立ち上がりで、名木が連続得点し点差を広げた。シャンソンも林、相沢らの得点で反撃。6点差となったところで三谷、船引が得点しリードを守る。タイムアウトもうまく使い、時間を使った富士通が88-82で勝利した。